たったひとつの愛を君に



嬉しくて思わず涙が溢れた。

「え?!どうしたの?!」

「痛いの?大丈夫?」

「泣かないで。」

皆驚いたように慌てる。

その中で星と蜂だけは冷静だった。

「嬉しかったんだよな?良かったな、蜜。」

蜂が笑顔でハンカチを差し出してくれる。

蜂の優しさに少しキュンときたのはここだけの話だ。

蜂の言葉にうんうんと頷くと

皆安心したようだった。


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