たったひとつの愛を君に
お風呂場から出ると私と蜂は居間へと向かった。
ずっと身体の震えがとまらなかったけれど、
蜂が肩を抱いてくれたおかげで少し気持ちは楽だった。
そして私は、さっきの出来事を蜂に話した。
怖かったこと、気持ちが悪かったこと、
気持ちも全部吐き出した。
嗚咽がひどくて詰まり詰まりだったけど
最後まで蜂は背中をさすりながら聞いてくれた。
話し終えると、私は衝撃の事実を知ることになる。