たったひとつの愛を君に
「どうしてそんなに私なんかに優しくするの!自分でも汚らわしいって吐き気がするのに!本当は思ってるんでしょ!?可哀想だから優しくするんでしょ!?やめてよそんなの!偽善なんかいらない!」
どんどん言葉が溢れて止まらない。
こんなこと言いたくないのに。
蜂の優しさだって分かってるのに。
しかし蜂は優しく諭す。
「そんなこと思ってないよ。俺は蜜が大事だから、こんなこと言うんだ。見捨てたりなんかしない。約束するよ。」