星空を見上げて

ちょっと茶色がかった髪は軽くウェーブしてる
目じりがちょこっと下がっているので笑うと優しい顔になる
草摩さんもイケメンだけど日下部さんもかなりのイケメンだ
2人でいるとけっこう画になる

日下部さんはにこっと笑うと

「久しぶりって言っていいのかな?隆司に聞いたよ
あれから大分経つけど何か思い出せた?」

「いえ何も・・すみません」

「誤らないで事故は避けられなかったんだから、それより無事で良かった
今は新城さんの所でお世話になってるって?」

「はい」

「俺が誘った、あのときの彼女は頼れる人がいなかったし
ほうっておけなかった」

「警察に届けようとは思わなかったんですか?」

警察?

「それは考えた、しかし届けてあとは警察任せというのも薄情かと思った
彼女は記憶がなかったし」

「警察に届けてさえいたらもっと早く会えていたかもしれない
俺は何も知らずに彼女を探していたんですよ?
残された人のことを考えなかったんですか」

「涼太!」

「すいません、コイツちょっと気がたってて「あの」」
草摩さんの言葉を遮って私は言った

「あの日下部さんと2人で話をさせてもらえませんか?」

圭介さんは分ってたらしく何も言わず私を見たが
日下部さんと草摩さんは驚いていた
私がそう言うとは思ってもいなかったんだろう

「お願いします、少しで構わないので」

圭介さんを見ると小さく頷き部屋を出ていった
遅れて草摩さんも部屋を出ていき、個室には私と日下部さんの2人になった


< 41 / 183 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop