星空を見上げて

「伯父さん」私が口を出そうとすると圭介さんに止められた
そして伯父さんを見るとゆっくり話し始めた

「北海道で葵さんが乗っていたタクシーが事故にあったとき
私はすぐ後ろをクルマで走っていました
私が救急車を呼び病院についていきました

その後ご家族に連絡をとろうとしましたが
身元の分るものがなく連絡ができなかった
なので本人が目覚めるのを待つしかなかった
葵さんは3日後に目を覚ましたけど記憶を失くしていたんです

そこで考えました
警察に任せたとしても身内が見つかるまでのあいだどうすればいいのか
知り合いのいない北海道で誰を頼ればいいのか

最初私は姉に頼むつもりでした
いくら何でも男の私と一緒にいるわけにはいかないからです
その点女性同士なら彼女も安心できるのではと思ったんです

でも姉は私が傍にいるべきだと言いました
葵さんがゆいいつ心を許しているのは私だけだからと・・
その後私は葵さんに同居を提案しました
そして一緒に暮らし始めたんです


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