星空を見上げて

そこまで話すと彼は私を見て言った


「聞いてもいいか?」

「?」

「葵はこれからどうしたい?」

「え」

「葵には記憶をなくすまで過ごしていた生活がある
仕事だってしていただろう?
こっちには伯父さんもいるし日下部君もいる、東京には葵の居場所がある
もし残りたいなら俺1人で北海道に帰っても「圭介さん」」

手を伸ばし抱きつくと彼はちょっとびっくりしていた

「葵?」

「確かにここには知り合いはいます、でも私の居場所は圭介さんの所だけです
私は圭介さんと一緒にいたい、あの言葉忘れたんですか?」

「あの言葉?」

「何があっても傍にいるって言ったじゃないですか
私は・・
私は圭介さんの傍にいたい、そう思っちゃダメですか?」

すると強く抱きしめられる、そして

「・・・ダメじゃない俺も葵と一緒にいたい、一緒にあの家に帰ろう」

「はい」

そう言うと私たちはそのまましばらくの間抱き合っていた


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