年下彼氏と甘い恋





「君はだるぇだ?

う若造が……僕のじゃまぁをするのかぁぁ?」




部長はもはや呂律すら回らない。

フラフラしながら陽太を睨んでいた。




「僕は里佳子の彼氏です。

里佳子を痛めつける人は、例え上司でも許しません」





やめて……

そんなこと言わないで。

だって、人々は驚いて、そしてあざ笑うような顔で私を見ているから。

そして、悲痛な叫びすら上げるから。

だって、王子の彼女が、コーンスープで汚れた惨めな私だから。





そんな女性たちを見回し、陽太は言う。




「皆さんが試食を楽しんでいる時、彼女は一人で皆さんの料理を取り分けていましたよね?

自分よりも皆さんのことばかり心配していましたよね?

そんな里佳子を笑ったり怒鳴ったりする人は許さないから」


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