年下彼氏と甘い恋
階段を全力で駆け、ビルの外に出る。
私に追いつき手を掴む陽太に蹴りを当てる。
だけどそこはさすが陽太。
見事に受け身を取られ、ガードされた。
その隙に逃げようとするが、また手を引っ張られる。
素早い突きを放ったもう片方の手も……陽太はしっかり掴んだ。
「里佳子」
その声で、私の名前を呼ばないで欲しい。
そんなに優しい目で見ないで欲しい。
諦められなくなってしまうから。
陽太は手を掴んだまま、私の身体を抱き寄せた。
「やめて!離して!!」
必死に抵抗する私を軽々持ち上げた。
そして、そのままタクシーに押し込み、行き先を告げた。