コガレル ~恋する遺伝子~


 初めて間近で見た、避妊具のパッケージと圭さんの…………

「そんなの…無理です…」

 妖しく微笑むだけで、キスで私の視界を塞ぎながら圭さんは一人作業した。

「リラックスして…激しくしないから」

 掠れた声で耳元で囁かれたから、信じて私を委ねた…

 見上げる男の人の色気を、
 
 切ない吐息を…

 初めて知った。

「…入った…全部」

 熱っぽい視線で見下ろされた。

 痛みと幸福感が私の中心で、ゆらゆらと揺らいだ。
 圭さんの指…
 舐められた中指でどこかを弾かれた瞬間、頭は白くなった。

 色を取り戻した時、私はまだ揺れてた。

「…もう…終わって…」
「ん…まだ…」

 お願いしたのに、離れてはくれなかった。
 頭を胸に掻き抱かれた。

 涙がとめどなく溢れて、もう一度世界は白くなった。
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