コガレル ~恋する遺伝子~
寝てると平和なんだけどな…
圭さんが目を覚ませば、きっと私はまた振り回される。
ドキドキしたり、怒ったり、怒らせたり、悲しくなったり、笑ったり…
そんな幸せな予感に顔がほころぶのを止められない。
東京と熊本、離れるのが寂しくなった。
離れる必要はないのかとも思う。
ここでキャリアがある訳でもないし。
でも、圭さんに甘えるばっかりでは、いつか飽きられてしまう気がする。
圭さんの仕事を知ってしまってからは特に。
あんなに輝いて皆に求められてる人が、平凡な私なんかを相手にしていて良いのかと思う。
圭さんにはこれからも素敵な出会いが沢山ある。
隣にいるのは私じゃなくても良かったんだって思う時がくるかも知れない。
想像したら、胸が苦しくなるけど。
ここで離れて少し頑張って、それでも私を必要だと思ってくれるなら、圭さんの元に戻りたい。
私は変わらない自信がある。
圭さんには無限の可能性があった。