コガレル ~恋する遺伝子~
「真田圭と付き合ってるなんて、弥生さん何者ですか?」
「そんな、やめてよ…」
冬馬君は笑った。
「夢が昨日、落ち込んでましたよ」
夢ちゃんは今コーヒーショップに買い出しに行ってる。
「どんなに素敵かを力説してたのが、真田さんの恋人本人だったなんて、恥ずかしいって」
「…」
まさか私も、こんな展開になるなんて想像もしてなかった。
昨日まで、圭さんを知ってると告白するつもりも一切なかった。
夢ちゃんは、どう思ってるんだろう。
「俺は悪口言った訳じゃないし、恥ずかしがることはないって言いましたよ」
「うん。平凡な私なんかで幻滅させたんじゃないかって、逆に不安で…」
「面倒くさいな、二人とも」
確かに少し面倒なことになってる、苦笑いを返した。