コガレル ~恋する遺伝子~

 弥生の背中をベッドに沈めながら、バスローブのベルトを解いた。
 二人とも裸になると、これ以上ないほど身体を密着させた。
 全身に指と唇を這わせたら、柔らかさと固さのアンバランスがそそった。
 時間をかけて熟した果実のように、柔らかく蕩けさせた。

 本当に真っさらだった。
 眩暈がするくらい綺麗だった。
 誰からも好かれて、この顔とルックスなのに、なんで今まで未経験だったのか…

 その声もトロける顔も身体も、ここも…
 俺だけのために存在した。

 全部受け入れて。
 愛しい人とのセックスは、こんなにも気持ちが良くて、歯止めが効かなくなって、もっとこの先へと貪欲になるものだと…初めて知った。

 一つでいたくて、頼まれても、泣かれてもずっと中に留まった。
 都市伝説かと思ってた、最中に流れる本物の涙を見た。
 揺れる腰が制御不能になった。

< 303 / 343 >

この作品をシェア

pagetop