コガレル ~恋する遺伝子~
本当はもっと絡まってたかったけど、弥生が限界だった。
名残惜しくゆっくり出すと、役目を終えた覆いをゴミ箱へ捨てた。
脱力した身体の隣に寝転がると、頭を俺の胸に引き寄せた。
額にキスする。
「ごめん」
リラックスとか激しくしないとか、囁いた気がする。
「ん…」
俺の胸に頬を擦り付けられた。
あんまり反省してない謝罪を、起きた時この人は覚えてないだろう。
自分の呼吸が整うのを待って、タオルで弥生と俺の処理をした。
素肌のままで風邪を引かないように、布団を引っ張って掛けた。
弥生に腕枕して、足を絡ませる。
合わせた肌が温かくて気持ちいい。
遠くにいた睡魔が急降下してきたような、心地良い眠りにすぐに落ちた。