コガレル ~恋する遺伝子~
簡易スタジオの設置を待ってる間に、夢がテイクアウトのコーヒーを今日も買ってきた。
「なんで?いつもはインスタントなのに、経費無駄使いすんな」
向こうで夢がカメラマンに手渡すと、そんなことを言われてた。
「編集長のポケットマネーだからご心配なく。インスタントが良いなら、返してよ」
「もう口つけちゃった」
いつもの光景なんだろう。
誰も突っ込もうともせず、俺にもコーヒーが手渡された。
「じゃ、圭さん始めましょう」
弥生が呼びに来て撮影は開始された。
撮影中もカメラマンと弥生は息の合った仕事をした。
いつも組んでやってるんだろう。
アイコンタクトも時々交えながら、ちょこまかとアシストしてた。