極上スイートオフィス 御曹司の独占愛

間近で開いた彼の目は、熱に溺れていた。
口を塞がれ酸欠と口内の愛撫に思考回路も怪しくなって来た頃、押し倒された場所はベッドの上だった。


唇だけでなく、首筋や鎖骨と肌の見える至る所に、彼のくちづけが落ちて来る。
私の肌を、埋め尽くそうとしているみたい。


顔を横向かされ、うなじから大きな手が髪をかき上げながら頭を固定する。
うなじや耳の裏まで強く吸い付かれ、追い立てられるように情欲に腰が揺れた。


「あ、朝比奈さ、まってっ……」


彼のもう片方の手が、服の上から身体のラインを辿って撫でる。
さっきから少しも私の言葉を聞かない彼に、ちゃんと聞いて欲しくて手が彼の身体を押し返した。


抵抗とみなされたのかもしれない。
両手をひとつにまとめ、頭上で彼の左手で拘束された。


「や……あ、」


焦りの見える、荒い息遣い、言葉が何もないのが少し怖い。
これほどに独占欲を露わにした彼を見るのは初めてで。


「真帆……」


私の名前を呼びながら夢中で肌に痕を残していく、その度そこから熱が生まれ、私の身体を翻弄する。


ブラウスのボタンをはじいてしまいそうな勢いで彼が合わせを開く。
首筋にあるゴールドの細いチェーンを辿るように、胸元へとキスを落としていた彼が。


胸の膨らみに熱い吐息を零し、動きを止めた。

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