極上スイートオフィス 御曹司の独占愛
『自信がつけば、落ち着いて接客もできるかと思いますけどね』
ふっと、店長の言葉が頭を過る。
こうして自分に自信のもてる分野が増えれば、彼女の内面にもきっとプラスになるだろうか。
そう思ったのだ。
ここをこうすれば、リボンのかたちがふんわりと広がる、だとか
華やかになる結び方だとか。
得意げに話す彼女の横顔を見ていると、何やら微笑ましい感情に襲われた。
彼女の前には大量の缶キャンデーが用意されている。
どうやら明日に急遽の大口配送が入ったらしい。
手伝おうか、と申し出た僕に、彼女は丁寧にリボンの結び方を教えてくれた。
本社勤めの僕にはラッピングが出来ないだろうと思ったのだろう。
可愛らしく頬の染まった横顔を、つい、崩したくないと思ってしまって。
本当に咄嗟の、気の迷いだったのだ。
僕はありがたく彼女の教えを享受した。