極上スイートオフィス 御曹司の独占愛
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「朝比奈さん、何やってるんですか」
休憩の為に吉住さんを呼びにきた店長に、呆れた目を向けられて苦笑いで誤魔化した。
結局僕が足を引っ張って以降ラッピングは余り進まなかったが、明日発送ということだし問題なく間に合うだろう。
僕の不器用ぶりにも彼女は根気よく教えてくれて、ちくりと罪悪感もあったのだが、どうにも引っ込みがつかなくなった。
休憩に向かった彼女の背中を見送って、すぐ。
店長が白い目で僕を見る。
「コンテストに上位入賞したこともあるくせに」
他に違わず僕も最初の一年は店舗に居たのだが、多分彼女の中では僕はずっと本社にいるイメージなのだろうか。
販売をやっていたイメージに全く繋がらなかったのかもしれない。
社内で年に一度、販売員の意欲促進が目的で店舗対抗でラッピングコンテストが行われるのだが、僕が一年目の時、無理矢理出場させられた。
運良く上位入賞を果たしたのだが、もう数年前のことだし覚えている人は少ない。
「いや……あんまり張り切って教えてくれるので、言い出せなくなったというか……」
あんまり彼女が楽しそうに話すもので、水を差す気にもなれず、加えてその顔が可愛くてつい。
不慣れなフリをして、ちょっと教えてもらえばその表情を崩さずに済むだろうかと思った、わずかな出来心だった。
ところが案外、出来るものをできないフリをするのは難しく、やり過ぎた結果僕は彼女の中に超絶不器用のイメージを植え付けてしまった。
悪気はなかったのだ、からかったつもりでもない。
言い出せなかっただけなのだが。
過ぎた僕の演技も可笑しいし、それに全く気付かない彼女にも可笑しくて、つい笑いを堪えて肩が揺れた。
「朝比奈さん、何やってるんですか」
休憩の為に吉住さんを呼びにきた店長に、呆れた目を向けられて苦笑いで誤魔化した。
結局僕が足を引っ張って以降ラッピングは余り進まなかったが、明日発送ということだし問題なく間に合うだろう。
僕の不器用ぶりにも彼女は根気よく教えてくれて、ちくりと罪悪感もあったのだが、どうにも引っ込みがつかなくなった。
休憩に向かった彼女の背中を見送って、すぐ。
店長が白い目で僕を見る。
「コンテストに上位入賞したこともあるくせに」
他に違わず僕も最初の一年は店舗に居たのだが、多分彼女の中では僕はずっと本社にいるイメージなのだろうか。
販売をやっていたイメージに全く繋がらなかったのかもしれない。
社内で年に一度、販売員の意欲促進が目的で店舗対抗でラッピングコンテストが行われるのだが、僕が一年目の時、無理矢理出場させられた。
運良く上位入賞を果たしたのだが、もう数年前のことだし覚えている人は少ない。
「いや……あんまり張り切って教えてくれるので、言い出せなくなったというか……」
あんまり彼女が楽しそうに話すもので、水を差す気にもなれず、加えてその顔が可愛くてつい。
不慣れなフリをして、ちょっと教えてもらえばその表情を崩さずに済むだろうかと思った、わずかな出来心だった。
ところが案外、出来るものをできないフリをするのは難しく、やり過ぎた結果僕は彼女の中に超絶不器用のイメージを植え付けてしまった。
悪気はなかったのだ、からかったつもりでもない。
言い出せなかっただけなのだが。
過ぎた僕の演技も可笑しいし、それに全く気付かない彼女にも可笑しくて、つい笑いを堪えて肩が揺れた。