腹黒王太子の華麗なる策略
途中誰かに会うことを期待したが、結局誰にも会わずに浴場に着いた。
岩風呂の前までクリスに運ばれると、彼に降ろされた。
モコは私の腕から飛び降りてそのままお湯に飛び込み泳ぎだす。
雨が降ったせいか、インヴァネスの国花のバイオフルールの薄紫の花びらが岩風呂を覆うように浮かんでいた。
おまけに綺麗な満月が私達を照らしている。
とても幻想的だ。
でも……これからの展開を考えると心臓がバクバクしてきた。
クリスとお風呂に入るなんて無理〜!
花びらで肌はそんなに見えないかもしれないけど、裸で入るなんて想像しただけで失神しそう!
じっと岩風呂を見て考え込んでいたら寒気がしてきて、身体がブルっと震えた。
「ここまで来て何を躊躇っている?」
ガチガチに緊張している私を見てクリスは楽しげに笑う。
岩風呂の前までクリスに運ばれると、彼に降ろされた。
モコは私の腕から飛び降りてそのままお湯に飛び込み泳ぎだす。
雨が降ったせいか、インヴァネスの国花のバイオフルールの薄紫の花びらが岩風呂を覆うように浮かんでいた。
おまけに綺麗な満月が私達を照らしている。
とても幻想的だ。
でも……これからの展開を考えると心臓がバクバクしてきた。
クリスとお風呂に入るなんて無理〜!
花びらで肌はそんなに見えないかもしれないけど、裸で入るなんて想像しただけで失神しそう!
じっと岩風呂を見て考え込んでいたら寒気がしてきて、身体がブルっと震えた。
「ここまで来て何を躊躇っている?」
ガチガチに緊張している私を見てクリスは楽しげに笑う。