契約書は婚姻届
首に腕を回してぎゅっと抱きしめると、尚一郎の背中がびくんと一瞬、震えた。
「……朋香は僕をひとりにしないよね。
僕も絶対に、朋香を守るから」
「尚一郎、さん?」
不安そうな声に顔をのぞき込むと、泣きそうな顔をしていた。
少しでも不安を取り除いてあげたくて、抱きしめる腕に力を入れる。
「私はずっと、尚一郎さんと一緒にいますから」
「Danke schoen(ありがとう),朋香」
尚一郎の過去になにがあったのか気になった。
いままでの話から、達之助に酷い目に遭わされてるのはなんとなくわかる。
朋香自身、きっと知っておいた方がいいことなのだとは思うが、つらそうな尚一郎に聞きづらかった。
「奥様。
本宅から迎えが参っております」
「……朋香は僕をひとりにしないよね。
僕も絶対に、朋香を守るから」
「尚一郎、さん?」
不安そうな声に顔をのぞき込むと、泣きそうな顔をしていた。
少しでも不安を取り除いてあげたくて、抱きしめる腕に力を入れる。
「私はずっと、尚一郎さんと一緒にいますから」
「Danke schoen(ありがとう),朋香」
尚一郎の過去になにがあったのか気になった。
いままでの話から、達之助に酷い目に遭わされてるのはなんとなくわかる。
朋香自身、きっと知っておいた方がいいことなのだとは思うが、つらそうな尚一郎に聞きづらかった。
「奥様。
本宅から迎えが参っております」