契約書は婚姻届
身体に付いた落ち葉をはたき落とし、汗も拭うと、座敷に連れて行かれた。
黙々と自子と向かい合って食事をしていた達之助だが、朋香を視界の隅に確認したとたん、箸を置く。
「食欲がなくなった。
下げろ」
「ただいま」
すぐに使用人が呼ばれて食事が下げられる。
自子は早々に箸を置いてすでに部屋から出て行っている。
「本日からしばらく、こちらでお世話になることになった朋香です。
よろしくお願いいたします」
「ふん。
卑しいおまえなど屋敷に置いたら穢れるわ。
まあいい、どうせ早々に尻尾を巻いて逃げ出すだろうがな」
笑顔を作って黙って聞いていたものの、ひくひくと口の端が痙攣する。
せいぜい、莫迦にしているといいと思う。
絶対にそっちから、参りましたと云わせてやる。
黙々と自子と向かい合って食事をしていた達之助だが、朋香を視界の隅に確認したとたん、箸を置く。
「食欲がなくなった。
下げろ」
「ただいま」
すぐに使用人が呼ばれて食事が下げられる。
自子は早々に箸を置いてすでに部屋から出て行っている。
「本日からしばらく、こちらでお世話になることになった朋香です。
よろしくお願いいたします」
「ふん。
卑しいおまえなど屋敷に置いたら穢れるわ。
まあいい、どうせ早々に尻尾を巻いて逃げ出すだろうがな」
笑顔を作って黙って聞いていたものの、ひくひくと口の端が痙攣する。
せいぜい、莫迦にしているといいと思う。
絶対にそっちから、参りましたと云わせてやる。