契約書は婚姻届
仕方がないことだとわかっていても、自分に対して苛立ちを隠せなかった。
達之助に身体を穢されても、心まで支配させるつもりはない。
プライドを捨てて我慢すればすむことだったのだ、所詮。
それでも、どうしても嫌だった。
「尚一郎さん、無事だといいな……」
達之助を激怒させてしまったいま、心配なのはそれだった。
達之助は尚一郎の命を盾に、朋香に行為を迫った。
まるで、尚一郎の命を簡単に奪えるかのような達之助の口振りに、いまは不安しかない。
「あ、お義父さんにお礼云わないと……」
遅くなったと詫びていたが、尚恭はぎりぎりで間に合ったのだ。
しかも、怖がる自分のためにいろいろしてくれた。
幾分、気持ちに折り合いをつけて風呂をあがると、準備してあったパジャマで身を包んだ。
さらに置いてあるガウンを着て、部屋を出ると、執事の男が立っていた。
達之助に身体を穢されても、心まで支配させるつもりはない。
プライドを捨てて我慢すればすむことだったのだ、所詮。
それでも、どうしても嫌だった。
「尚一郎さん、無事だといいな……」
達之助を激怒させてしまったいま、心配なのはそれだった。
達之助は尚一郎の命を盾に、朋香に行為を迫った。
まるで、尚一郎の命を簡単に奪えるかのような達之助の口振りに、いまは不安しかない。
「あ、お義父さんにお礼云わないと……」
遅くなったと詫びていたが、尚恭はぎりぎりで間に合ったのだ。
しかも、怖がる自分のためにいろいろしてくれた。
幾分、気持ちに折り合いをつけて風呂をあがると、準備してあったパジャマで身を包んだ。
さらに置いてあるガウンを着て、部屋を出ると、執事の男が立っていた。