契約書は婚姻届
着くと、尚一郎はなぜかとても嬉しそうで不思議だった。
昔ながらの家で鴨居が低いため、背の高い尚一郎はあたまをぶつけそうだ。
さらに、どこか浮いていておかしくなる。
茶の間に案内し、お茶を入れる。
戻ってくるとそこに尚一郎の姿はなかった。
どこにいるのか聞こうと明夫の顔を見ると、そのあたま越しに尚一郎の背中が見える。
隣の部屋で、仏壇に向かって手を合わせていた。
「押部社長。
なに、しているんですか」
「ん?
お義母上にご挨拶だけど。
朋香をもらうんだからね。
心配しないでも必ず幸せにしますって、約束してたんだ」
隣に座ると、目を開けた尚一郎がにっこりと笑う。
「でも、これはあくまで契約結婚で、私は」
「うん?
僕は必ず、朋香を幸せにするよ。
神に誓って」
昔ながらの家で鴨居が低いため、背の高い尚一郎はあたまをぶつけそうだ。
さらに、どこか浮いていておかしくなる。
茶の間に案内し、お茶を入れる。
戻ってくるとそこに尚一郎の姿はなかった。
どこにいるのか聞こうと明夫の顔を見ると、そのあたま越しに尚一郎の背中が見える。
隣の部屋で、仏壇に向かって手を合わせていた。
「押部社長。
なに、しているんですか」
「ん?
お義母上にご挨拶だけど。
朋香をもらうんだからね。
心配しないでも必ず幸せにしますって、約束してたんだ」
隣に座ると、目を開けた尚一郎がにっこりと笑う。
「でも、これはあくまで契約結婚で、私は」
「うん?
僕は必ず、朋香を幸せにするよ。
神に誓って」