契約書は婚姻届
いいもなにも云ってないのに、勝手に尚一郎が朋香の手を取り、左手薬指に指環をはめてくる。
自分の指にはまった指環を見た朋香の感想は、……ヤバい、こんな高価なものが常時はまったままの生活なんて、緊張しすぎて死ぬ。
と、ロマンもなにもないものだった。
「なあ、表に停まってるえらいごつい外車って……」
「おかえりなさい」
朋香が自分の指にはまった指環の額を想像して内心変な汗をかいていると、普通に洋太が帰ってきた。
が、にこやかに尚一郎に挨拶をされて瞬時に口をつぐむ。
「……誰?」
「私の結婚相手の、押部社長。
連絡、してたでしょ?
押部社長、弟の洋太です」
「……ども」
「初めまして、押部尚一郎です。
これからよろしく、洋太くん」
自分の指にはまった指環を見た朋香の感想は、……ヤバい、こんな高価なものが常時はまったままの生活なんて、緊張しすぎて死ぬ。
と、ロマンもなにもないものだった。
「なあ、表に停まってるえらいごつい外車って……」
「おかえりなさい」
朋香が自分の指にはまった指環の額を想像して内心変な汗をかいていると、普通に洋太が帰ってきた。
が、にこやかに尚一郎に挨拶をされて瞬時に口をつぐむ。
「……誰?」
「私の結婚相手の、押部社長。
連絡、してたでしょ?
押部社長、弟の洋太です」
「……ども」
「初めまして、押部尚一郎です。
これからよろしく、洋太くん」