契約書は婚姻届
あと何キロ増やすようにとか、予約を入れておくからまめにエステに行って身体を磨きなさいだとか。

もしかしてあの頃から計画されていたんだろうか。

「その、……ありがとうございます、お義母さん」

「トモカ、カワイイ!!」

「えっ」

いきなり抱きつかれたかと思ったら、カーテから頬にキスされていた。

「離れて、母さん!」

「えー、ただの挨拶じゃない」

尚一郎に引き剥がされて不満そうなカーテに、ただ笑うことしかできなかった。



会場になる古城まで船だった。

乗り合わせた人たちがウェディングドレス姿の朋香に祝福の言葉をかけてくれるのが嬉しくてくすぐったい。
船を降りるとそこからはトラクターで移動。
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