契約書は婚姻届
「なに?
朋香」
いつもなら笑ってくれる尚一郎だが、竹林に入ったあたりからずっと前を見ているばかりで、緊張しているように見える。
「もしかして高橋さん、道を間違えてませんか?
ずっと竹林なんですけど」
「間違えてないよ。
一本道だし、竹林から本邸の敷地だから」
尚一郎はくすりとも笑わない。
本邸の常識外れの大きさよりも、そんな尚一郎の様子が朋香を不安にさせた。
ようやく竹林を抜けて見えてきた本邸は、洋風の尚一郎の屋敷と違い、和風建築の御殿だった。
「朋香。
訊ねられたことに答える以外、口を開かないと約束して」
「尚一郎さん?」
じっと、尚一郎がレンズ越しに見つめてくる。
「いいから、約束して」
朋香」
いつもなら笑ってくれる尚一郎だが、竹林に入ったあたりからずっと前を見ているばかりで、緊張しているように見える。
「もしかして高橋さん、道を間違えてませんか?
ずっと竹林なんですけど」
「間違えてないよ。
一本道だし、竹林から本邸の敷地だから」
尚一郎はくすりとも笑わない。
本邸の常識外れの大きさよりも、そんな尚一郎の様子が朋香を不安にさせた。
ようやく竹林を抜けて見えてきた本邸は、洋風の尚一郎の屋敷と違い、和風建築の御殿だった。
「朋香。
訊ねられたことに答える以外、口を開かないと約束して」
「尚一郎さん?」
じっと、尚一郎がレンズ越しに見つめてくる。
「いいから、約束して」