この愛、スイーツ以上
片付けをしていた透さんは楽しそうに私たち姉妹の会話を聞いていたが、突然副社長のフルネームを口に出してきた。
それに、姉までもが副社長のことを知っているようだ。なんで知っているのだろうか。
「透さんもお姉ちゃんも副社長のことを知ってるの? たしかに名前は東郷涼太だけど」
「東郷くんのお父さん、トゴタンの社長だったの?」
「うん、有名な話だっただろ。麻里は知らなかった?」
姉は透さんに聞かれて、首を横に振る。
「全然知らなかった。だって、クラス違ったから話したことないもの」
「もしかして、副社長と同じ高校だったの?」
二人の話を聞いていると高校が同じだったように思えた。姉と透さんは高校の同級生で、同じ専門学校に行ったことから付き合うようになった。
姉は副社長の家のことは知らなくても副社長本人のことくらいは知っていたらしい。
「俺は東郷と同じクラスだったから話ももちろんしたことはあるよ」
「東郷くんって、近寄りがたい感じだったけど、顔がよかったからもてていたよね。女の子と一緒にいるところは見たことなかったけど、誰とも付き合っていなかったのかな?」
それに、姉までもが副社長のことを知っているようだ。なんで知っているのだろうか。
「透さんもお姉ちゃんも副社長のことを知ってるの? たしかに名前は東郷涼太だけど」
「東郷くんのお父さん、トゴタンの社長だったの?」
「うん、有名な話だっただろ。麻里は知らなかった?」
姉は透さんに聞かれて、首を横に振る。
「全然知らなかった。だって、クラス違ったから話したことないもの」
「もしかして、副社長と同じ高校だったの?」
二人の話を聞いていると高校が同じだったように思えた。姉と透さんは高校の同級生で、同じ専門学校に行ったことから付き合うようになった。
姉は副社長の家のことは知らなくても副社長本人のことくらいは知っていたらしい。
「俺は東郷と同じクラスだったから話ももちろんしたことはあるよ」
「東郷くんって、近寄りがたい感じだったけど、顔がよかったからもてていたよね。女の子と一緒にいるところは見たことなかったけど、誰とも付き合っていなかったのかな?」