この愛、スイーツ以上
呆れた顔をする姉に着るドレスのことを聞かれる。ドレスは明日選ぶことになっている。
「は? 東郷くんちで選ぶ?」
「うん、そうなの。副社長のお母さんである社長夫人が用意してくれているらしくて。ヘアメイクにしてもいつも使っているところがあるからと言われたんどけど、美容師の姉にやってもらいますって言っちゃった」
「別にやってはあげるけど、どんなドレスかでスタイルも決まるからね。決めたら画像送って。でも、明日東郷くんちに行くってすごいね。きっと豪邸よね。いいなー」
姉の言う通り、社長の家なのだから豪邸だろうと予想できる。
明日、その豪邸でドレスを決めることになり、それを副社長から伝えられた時から私は緊張している。ドレスを着るのは初めてだし、何よりも社長宅に行くことで緊張しないわけがない。
でも、ドレスが決まらないことには話も進まない。
ということで、頼みに来ただけで私の用件は終わりになったが、ふと気になっていたことが脳内をよぎる。
「お姉ちゃん、宗田藍華さんって知ってる?」
「聞いたことない名前だけど、どこの誰なの?」
「は? 東郷くんちで選ぶ?」
「うん、そうなの。副社長のお母さんである社長夫人が用意してくれているらしくて。ヘアメイクにしてもいつも使っているところがあるからと言われたんどけど、美容師の姉にやってもらいますって言っちゃった」
「別にやってはあげるけど、どんなドレスかでスタイルも決まるからね。決めたら画像送って。でも、明日東郷くんちに行くってすごいね。きっと豪邸よね。いいなー」
姉の言う通り、社長の家なのだから豪邸だろうと予想できる。
明日、その豪邸でドレスを決めることになり、それを副社長から伝えられた時から私は緊張している。ドレスを着るのは初めてだし、何よりも社長宅に行くことで緊張しないわけがない。
でも、ドレスが決まらないことには話も進まない。
ということで、頼みに来ただけで私の用件は終わりになったが、ふと気になっていたことが脳内をよぎる。
「お姉ちゃん、宗田藍華さんって知ってる?」
「聞いたことない名前だけど、どこの誰なの?」