この愛、スイーツ以上
元カノが嘘だと分かって胸を撫で下ろしていると、高橋さんが入ってきた。
高橋さんの後ろから現れた40歳前後くらいのゆかりさんという女性を真由美さんが紹介してくれた。ブティックを経営しているらしく、そこで扱っているドレスがこの家に運ばれている。
さあ、ドレスを選ぶ時間だ。
ドレスはあらかじめ、私の外見を副社長から聞いた真由美さんがゆかりさんと共に五着用意してくれていた。
手伝ってもらいながら、一着ずつ着て、椅子に座って待つ副社長と真由美さんにお披露目。五着も着るのは忙しくて、私は息切れしてしまった。
二人はどのドレスを見てもうんうんと頷いていた。
副社長にいたっては「かわいい」「似合ってる」「いいね」と率直な賛辞ばかりで私は言われるたびに頬を赤くした。
こんなふうに褒められることに慣れていないから、ほどほどにしてほしいものだ。
五着目で真由美さんが腕組みをする。
最後に着たのは黒色のドレス。ノースリーブで一見シンプルなデザインだが、裾の前の方が短く後ろの方が長くなっていた。
高橋さんの後ろから現れた40歳前後くらいのゆかりさんという女性を真由美さんが紹介してくれた。ブティックを経営しているらしく、そこで扱っているドレスがこの家に運ばれている。
さあ、ドレスを選ぶ時間だ。
ドレスはあらかじめ、私の外見を副社長から聞いた真由美さんがゆかりさんと共に五着用意してくれていた。
手伝ってもらいながら、一着ずつ着て、椅子に座って待つ副社長と真由美さんにお披露目。五着も着るのは忙しくて、私は息切れしてしまった。
二人はどのドレスを見てもうんうんと頷いていた。
副社長にいたっては「かわいい」「似合ってる」「いいね」と率直な賛辞ばかりで私は言われるたびに頬を赤くした。
こんなふうに褒められることに慣れていないから、ほどほどにしてほしいものだ。
五着目で真由美さんが腕組みをする。
最後に着たのは黒色のドレス。ノースリーブで一見シンプルなデザインだが、裾の前の方が短く後ろの方が長くなっていた。