この愛、スイーツ以上
副社長はコロの人形を私の手に差し出す。左右の手のひらをくっつけて広げるとそこに置かれた。ふわふわしていて、思ったよりも軽い。
「今週吉川さんの元気がなかったから、副社長は心配していたんですよ。よいタイミングで届いてよかったですよね」
「そうだな。コロのは由梨にあげるからパソコンの横にでも置いておくといい。疲れたときにでも見たら和むと思うよ」
手の中に納めたコロ人形を副社長が言うようにパソコンの横に置く。確かに癒し効果がありそうだ。
愛らしい瞳がコロそのもの。
「ありがとうございます。本当にかわいい」
早速癒された私は満面な笑顔でお礼を言った。
副社長は紫乃ちゃん人形を同じような持って、微笑む。
「素直に笑う由梨の方がかわいいよ」
「え、そんな。私よりもこの人形の方がずっとかわいいですよ」
「俺には由梨が世界で一番かわいい。誰がなんと言おうと由梨が一番なんだよ」
「かわいい」を連呼されて、私の顔は真っ赤になる。安田さんもいるというのに平気で言うなんて困る。
安田さんだってきっと困っていると……あれ?
「今週吉川さんの元気がなかったから、副社長は心配していたんですよ。よいタイミングで届いてよかったですよね」
「そうだな。コロのは由梨にあげるからパソコンの横にでも置いておくといい。疲れたときにでも見たら和むと思うよ」
手の中に納めたコロ人形を副社長が言うようにパソコンの横に置く。確かに癒し効果がありそうだ。
愛らしい瞳がコロそのもの。
「ありがとうございます。本当にかわいい」
早速癒された私は満面な笑顔でお礼を言った。
副社長は紫乃ちゃん人形を同じような持って、微笑む。
「素直に笑う由梨の方がかわいいよ」
「え、そんな。私よりもこの人形の方がずっとかわいいですよ」
「俺には由梨が世界で一番かわいい。誰がなんと言おうと由梨が一番なんだよ」
「かわいい」を連呼されて、私の顔は真っ赤になる。安田さんもいるというのに平気で言うなんて困る。
安田さんだってきっと困っていると……あれ?