この愛、スイーツ以上
それどころか、友達にかわいい髪型が好評で、毎日学校に行くのが楽しくなった。私が楽しい学校生活を送ることが出来たのは姉のおかげだ。

高校生頃からは自分でセットするようになったが、姉ほどうまく出来なくて一つにまとめるだけという簡単なものだった。

昔のようにからかう人もいないし、不都合がなかったので、髪型にそれほど気を使うことがなくなり、女子力が低下した。

そのが悪くて、副社長のボタンに絡まるという事態を引き起こすことになったのだが。


「はい、出来た。こんな感じでとう?」


合わせ鏡で後ろ髪の仕上がりも見る。前髪は横流しで、後ろは耳のライン辺りで緩めに細いアイボリー色のリボンを入れて編み込んでアップにしてくれた。


「うわ~、すごい! 大人っぽいけど、リボンがかわいい。ありがとう!」


自分では真似することが出来ない髪型に感動した。持つべきものは美容師の姉かもしれない。姉のおかけで何度かわいくしてもらったか分からない。

感謝してもしきれない。

お礼を言って、家に帰り、副社長を待つ。
< 179 / 207 >

この作品をシェア

pagetop