この愛、スイーツ以上
「ご両親揃ってのお出迎えでビックリしたよ」

「すみません、母が特に騒々しくて」

「ううん。挨拶しかしていないけど、お二人とも良い人だね」

「そんな……でも、ありがとうございます」


両親を褒められることはあまりないので、返事に戸惑った。さっき私のことで喜んでいた母の気持ちが分かるかも。

自分の家族が褒められるのは自分が褒められているのと同じように感じて嬉しくなる。


クレープ専門店の隣接する駐車場に到着したが、満車だったので離れたところにある第二駐車場に止める。

雨が降りそうだから車でも一応傘を持っていこうと思っていたのに忘れてしまった。降らないといいけど。

午前中よりも灰色が濃くなった空を見上げてから、副社長と並んで歩いた。


「ものすごくかわいいお店ですね」

「うん。かわいすぎて、俺一人では入るのはさすがに無理でしょ?」

「確かにそうですね。私でもちょっと躊躇ってしまうかもしれません」

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