俺の花嫁~セレブ社長と愛され結婚!?~
「朝練で疲れてて、眠いんだよ。俺が寝てる間に終わらせといてくれ」
あながち嘘じゃない。これでもサッカー部の主将に抜擢され日々四苦八苦しているのだ。
練習と、後輩の指導と、たまにやってくる引退した先輩の相手と、校庭の脇できゃーきゃー叫んでいる女子生徒たちをなだめるのが俺の日課だ。
「そんなの、誕生日プレゼントじゃなくてパシリじゃない!」
「いいだろ? 金がかかるわけでもないし。ほら、わかったらとっとといくぞ」
両手の紙袋を片手にまとめて、空いた方の手で莉依の腕を強引に引っ張った。
「ちょ……やめてよ!」
とはいえ派手に抵抗はされなかったから、それほど嫌ではないのだろうと、ポジティブに考えることにする。
いまだブーブーと文句を言っている莉依を無視して、自分の家へと連れ帰った。
俺の家は近所では大豪邸と呼ばれているらしく、さすがの莉依でも気を使うようだ、家の門をくぐった瞬間きゅっと身を縮めて、不安そうに胸の前でバッグを抱きかかえた。
毎度その姿を見るたび、複雑な気分になる。
俺は彼女となにひとつ変わらない気でいるのに、向こうは歳を重ねる毎に俺のことを普通と思わなくなり、最近では完全に別世界の人間扱いだ。
じわりじわりと開いていく距離にやきもきする。
あながち嘘じゃない。これでもサッカー部の主将に抜擢され日々四苦八苦しているのだ。
練習と、後輩の指導と、たまにやってくる引退した先輩の相手と、校庭の脇できゃーきゃー叫んでいる女子生徒たちをなだめるのが俺の日課だ。
「そんなの、誕生日プレゼントじゃなくてパシリじゃない!」
「いいだろ? 金がかかるわけでもないし。ほら、わかったらとっとといくぞ」
両手の紙袋を片手にまとめて、空いた方の手で莉依の腕を強引に引っ張った。
「ちょ……やめてよ!」
とはいえ派手に抵抗はされなかったから、それほど嫌ではないのだろうと、ポジティブに考えることにする。
いまだブーブーと文句を言っている莉依を無視して、自分の家へと連れ帰った。
俺の家は近所では大豪邸と呼ばれているらしく、さすがの莉依でも気を使うようだ、家の門をくぐった瞬間きゅっと身を縮めて、不安そうに胸の前でバッグを抱きかかえた。
毎度その姿を見るたび、複雑な気分になる。
俺は彼女となにひとつ変わらない気でいるのに、向こうは歳を重ねる毎に俺のことを普通と思わなくなり、最近では完全に別世界の人間扱いだ。
じわりじわりと開いていく距離にやきもきする。