俺の花嫁~セレブ社長と愛され結婚!?~
「他人に厳しいけれど、自分にも厳しい。彼が周りに潰されないように必死に努力してきたのを、私は間近でずっと見てきたわ。だからこれからも、そばで支え続けたかった……」
こぼれた本音はまだ大河のことを愛していると言っているようで、胸の奥がじんと痛んだ。
お互い納得した形で別れたと大河は言っていたけれど、納得したとして割り切れるかどうかは別問題だ。
そして、恭子さんは私の知らない大河を理解し、愛している。
私のことを愛していると大河は言ってくれたけど、恭子さんと大河の絆に不安感がじわじわと湧きあがってくる。
秘書課のフロアへ到着し、私が自席に着いたのを確認して、恭子さんは、はぁと大きくため息をついた。
「それにしても、私の代わりがあなただなんて正直納得いかないわ。悪いことは言わないから早く仕事を辞めなさい。大河との関係を続けられなくなるわよ」
「……どうしてですか?」
「毎日恋人に冷たい言葉を投げかけられて虐げられたら、精神が持たないでしょ」
私を見おろす目線の中に、どうせあなたにはできっこない、そんなニュアンスが含まれていて、なんだか悔しくなった。
「でも、恭子さんは大丈夫だったんですよね?」
「私は付き合う前から秘書だったもの。でもあなたには無理よ。器用じゃないって顔してる」
弱気な瞳を指さされて、慌てて表情を取り繕った。
唇をかみしめてキッと彼女を見返すと――
「あら、やる気があるの?」
恭子さんの眉がピクンと跳ね上がって、まるで私の決意を計るようにまじまじと見返された。
こぼれた本音はまだ大河のことを愛していると言っているようで、胸の奥がじんと痛んだ。
お互い納得した形で別れたと大河は言っていたけれど、納得したとして割り切れるかどうかは別問題だ。
そして、恭子さんは私の知らない大河を理解し、愛している。
私のことを愛していると大河は言ってくれたけど、恭子さんと大河の絆に不安感がじわじわと湧きあがってくる。
秘書課のフロアへ到着し、私が自席に着いたのを確認して、恭子さんは、はぁと大きくため息をついた。
「それにしても、私の代わりがあなただなんて正直納得いかないわ。悪いことは言わないから早く仕事を辞めなさい。大河との関係を続けられなくなるわよ」
「……どうしてですか?」
「毎日恋人に冷たい言葉を投げかけられて虐げられたら、精神が持たないでしょ」
私を見おろす目線の中に、どうせあなたにはできっこない、そんなニュアンスが含まれていて、なんだか悔しくなった。
「でも、恭子さんは大丈夫だったんですよね?」
「私は付き合う前から秘書だったもの。でもあなたには無理よ。器用じゃないって顔してる」
弱気な瞳を指さされて、慌てて表情を取り繕った。
唇をかみしめてキッと彼女を見返すと――
「あら、やる気があるの?」
恭子さんの眉がピクンと跳ね上がって、まるで私の決意を計るようにまじまじと見返された。