白い虎と蝶 ~絆~
笑えば毎日楽しそうに見えるけど、それだけじゃないんじゃないかって思った。



「あそこの理事長が親戚だったから」



「………え」



なに?



なんで固まってるの?



私は気にせずに続ける。



「電話して名乗ったら来いって」



「そういうことか」



なんか知ってそうな言い方だな。



ま、いいけど。



「あ、やべ!遅れる!!」



かなめの見ていてる方を向くと時計があった。



時計は8:35を示している。



学校が始まるのは8:45。



あと10分しかない。



ここからだと間違いなく遅刻だ。



「ほ、ほんとだ」



走っても間に合わない。



R高のやつらと仲良くする気もないし、遅れてもいいかな。



そんなことを思いながらゆっくり歩いていこうと歩き出す。




かなめの横を通り過ぎる時、手を引っ張られた。



見ればかなめが私の手をとっていて。



「え?」



階段に向かって走っていく。

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