白い虎と蝶 ~絆~


「お、来たな!よし!」



何も言ってないのに担任らしき先生が近寄ってきて教室に連れていかれた。



教室に入るなり早速自己紹介。



まぁ、当たり前ですよね。



「よろしく」



軽く頭を下げて挨拶をする。



ここで声出すのは仕方ない。



最低限でいい。



仲良くするつもりは無いし。



顔をあげるとだるそうに外を見ている一番後ろの席の人が目に入った。



ん?



え?



ちょっと待って……。



…………はぁ。



せめて、違うクラスがよかったんですけど。



あれ、絶対に青龍の総長。



見間違えるはずがない。


潰すためにここにきたんだから。



外を見てる青龍の総長の秀登(しゅうと)。



秀登の前には遥斗(はると)と下っ端の人が座ってる。



「みんな、仲良くしてやってな!じゃー席はー……そーだな……空いてるのが秀登の隣しかないな。仕方ねぇー、秀登の隣だ!」



「……………」



まって絶対、無理。



むり。



今すぐここから出たい。



でも、嫌だと言ったら変に思われる。

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