白い虎と蝶 ~絆~
秀登と同じクラスとか聞いてないし、どーしろって言うの!?
「はぁ……」
「ため息なんかついて、どーしたの?」
「……?」
さっきの出来事を思い出すことに集中していた私はいきなり声をかけられて驚く。
けど、顔には出さない。
気配には結構敏感な方だけど……気づかなかったということは、だいぶ自分の世界に入り込んでたのかな……。
それとも……?
「あれ、もしかして」
「…………」
目の前にいる人は、茶髪で制服を着崩している。
目を合わせずにそれを確認する。
そのまま携帯に目を落とす。
「転校生?」
「…………」
こいつと話す必要は無い。
ニコニコと楽しそうな口ぶりで言ってくる彼。
こいつは、さっき教室にいた遥斗。
「名前は?」
「………………」
「俺のこと知らないの?俺は遥斗♪青龍の幹部」
「………………」
「まなちゃん、でしょ?」
「………………」