幼なじみの溺愛が危険すぎる。 〜中学時代〜
「……玲音、どうしたの?」



「なんでもないっ」



急に顔を曇らせた玲音に首を傾げた。




校門を通り抜けたところで、

玲音がエナメルバック斜めがけしている上級生たちにぺこりと頭を下げた。


着崩した制服とブレザーにつけた胸のバッヂの色で一年生ではないのがわかる。


「サッカー部の先輩?」


「……ん」




玲音のサッカー部の先輩たちが、
こっちを見て何やらざわめいている。




「へー、さっきの話、マジなんだ。」


「幼なじみっていうより、姉弟みたいだな」



そんな会話が聞こえてくる。


私達のことかな?


ちらりとその先輩達を見て肩をすくめた。

玲音とは小さい頃からよく姉弟に間違えられてきた。


玲音、小さいし、可愛いからなぁ。


そう思い視線を玲音に移すと
玲音が固く口を結んで真っ赤な顔をしていた。


「りりちゃん、早く帰ろっ!」


グイグイと玲音に引っ張られて家まで帰った。

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