狂った彼に花束を
「あの…家に帰りたいんですけど…」

穏やかな顔の彼が急に冷たいものになった。

「ひっ…。」
男は私の腕を強くつかみ、ベッドへ投げ飛ばした。

「俺から逃げようなんて考えないでよ?」
彼は私の両腕を押さえ、私の耳元で囁いた。

なにか、言わなきゃいけないのに、
怖くて、言葉が出てこない…
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