狂った彼に花束を
「ち、ちが…」

「この続きは違うところでしようね。少し移動するよ。」

そう言って、私の足は床から離れた。
いわゆる、お姫様抱っこというやつだ。

ここで暴れて落とされても今は何も見えないから怖いし、大人しくしていた。

「着いたよ。」

男は私をフワフワしたところの上に座らせると目隠しを外した。
< 63 / 151 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop