紳士的上司は愛を紡ぐ

何も言わずスタジオを去るスマートさが、
彼らしくもあり、寂しくもあった。

こうしてアナウンサーとしての完璧さを目の当たりにすると、憧れと尊敬、少しの劣等感と、

何より彼への愛しさが込み上げる。


八王子アナ、貴方はどこまで完璧なんですか。

正義のヒーローじゃないんだから、
一言お礼くらい言わせてください。

未だ、彼に敵う日は来ないことを実感しながら、残り15分の生放送を同期と共に全うした。
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