悪役令嬢の華麗なる王宮物語~ヤられる前にヤるのが仁義です~
「こっちだよ」
私の手を引いて歩き出した彼は、大きな岩の裂け目の前で足を止めた。
私を安心させるような柔らかな笑みをくれてから、体を横にして岩の隙間に長身の体を潜り込ませる。
中は細い通路のように、道が奥へと続いているようだ。
秘密の場所はこの先にあるのね。
一体、どんなところなのかしら……。
好奇心に突き動かされるように、私も彼に続いて岩の隙間に入っていく。
緩やかにうねる細道を横歩きして、すぐに行き止まった。
ここは私たちふたりが並んで立てるほどの広さがあり、正面の岩壁には金属製のドアがついていた。
錆の目立つそのドアには、頑丈そうな錠がぶら下がっていて、その鍵を開けた王太子はニコリと笑い「目を瞑って」と私に指示した。
理由がわからないままに目を閉じたら、ドアが開けられた音がする。
手を引かれて三歩前に進んだら、後ろにドアが閉められた音がして、それからやっと「目を開けていいよ」というお許しをもらった。
ゆっくりと瞼を上げた私は、その直後に息をのむ。
なんて美しいの……。
私の手を引いて歩き出した彼は、大きな岩の裂け目の前で足を止めた。
私を安心させるような柔らかな笑みをくれてから、体を横にして岩の隙間に長身の体を潜り込ませる。
中は細い通路のように、道が奥へと続いているようだ。
秘密の場所はこの先にあるのね。
一体、どんなところなのかしら……。
好奇心に突き動かされるように、私も彼に続いて岩の隙間に入っていく。
緩やかにうねる細道を横歩きして、すぐに行き止まった。
ここは私たちふたりが並んで立てるほどの広さがあり、正面の岩壁には金属製のドアがついていた。
錆の目立つそのドアには、頑丈そうな錠がぶら下がっていて、その鍵を開けた王太子はニコリと笑い「目を瞑って」と私に指示した。
理由がわからないままに目を閉じたら、ドアが開けられた音がする。
手を引かれて三歩前に進んだら、後ろにドアが閉められた音がして、それからやっと「目を開けていいよ」というお許しをもらった。
ゆっくりと瞼を上げた私は、その直後に息をのむ。
なんて美しいの……。