悪役令嬢の華麗なる王宮物語~ヤられる前にヤるのが仁義です~
「オリビア、入ってみる?」とレオン様が聞く。
ここで待てと指示しないのは、私がやる気に満ちた顔をしているからに違いない。
「もちろんですわ!」と張り切って答えた私は、オリーブグリーンのデイドレスの裾を膝まで捲り上げ、右横で纏めて縛る。
邪魔にならないようにするためだ。
公爵令嬢らしからぬ、はしたない格好は、誰かに見られれば眉をひそめられそうだ。
けれども、レオン様はその程度で私に呆れはしないと知っている。
彼とふたりきりのときの私は、どんどんお転婆になってしまいそうな予感がしていた。
動きやすく服装を整えてから、私は棚に置いていたランプを持ち、レオン様より先に穴の縁に手をかける。
なるべく彼に右手を使わせたくないので、ランプを持った私が先を進むべきだと考えたからだ。
「レオン様は、わたくしの後についてきてください」と意気込めば、彼は目を瞬かせた後にプッと吹き出し「頼もしいね」と笑う。
しかしながらランプを取り上げられ、先に彼が穴に入ってしまった。
「レオン様は右手が!」
「ランプを持つくらい問題ないよ。心配しないで。それに、オリビアが俺の前を進めば、俺は君のスカートの中を見放題だ。それでもいいのかい?」
「あ……」
ここで待てと指示しないのは、私がやる気に満ちた顔をしているからに違いない。
「もちろんですわ!」と張り切って答えた私は、オリーブグリーンのデイドレスの裾を膝まで捲り上げ、右横で纏めて縛る。
邪魔にならないようにするためだ。
公爵令嬢らしからぬ、はしたない格好は、誰かに見られれば眉をひそめられそうだ。
けれども、レオン様はその程度で私に呆れはしないと知っている。
彼とふたりきりのときの私は、どんどんお転婆になってしまいそうな予感がしていた。
動きやすく服装を整えてから、私は棚に置いていたランプを持ち、レオン様より先に穴の縁に手をかける。
なるべく彼に右手を使わせたくないので、ランプを持った私が先を進むべきだと考えたからだ。
「レオン様は、わたくしの後についてきてください」と意気込めば、彼は目を瞬かせた後にプッと吹き出し「頼もしいね」と笑う。
しかしながらランプを取り上げられ、先に彼が穴に入ってしまった。
「レオン様は右手が!」
「ランプを持つくらい問題ないよ。心配しないで。それに、オリビアが俺の前を進めば、俺は君のスカートの中を見放題だ。それでもいいのかい?」
「あ……」