悪役令嬢の華麗なる王宮物語~ヤられる前にヤるのが仁義です~
下着を見られる可能性については考えていなかったので、指摘に頬を熱くして、「そうですね」と大人しく指図に従った。
薄暗くて狭い穴の中を、彼の後についてゆっくりと這うように進む。
恥ずかしく思う私の顔は見えていないはずなのに、レオン様は「照れているオリビアも可愛いな」とからかってきた。
「早く君を俺の妻にしたい。我慢するのは結構大変なんだよ。妄想ばかりが広がって。夢の中ではなく、現実の君の美しい肌に触れて、一晩中、口付けていたい」
艶めいた声で男心を知らされても、私は返事に困るばかりだ。
冷たい漆喰が私の体温を奪い、穴の中は寒いくらい。それでも、恥ずかしさに私の体は熱く火照る一方だった。
愛しい人に女性として求められるのは、嬉しいことではあっても、そんな直接的な言い方をされたら、なんと答えていいのか……。
それに今は、そんな話をしていられる状況でもない。なにが待ち受けているのかわからない、未知の穴を進んでいるのだから。
けれども、彼がしきりに結婚後のことについて話すので、私は照れたり恥ずかしがったりするのに忙しく、緊張や恐怖を感じている暇はなかった。
穴はほぼ直線的に、緩やかな上り傾斜をつけて延びていた。
六百フィートほどで何事もなく終わりを迎え、抜けた先には私たちが並んで立つことのできる空間があり、目の前には白く塗装された居室用のドアがあった。
薄暗くて狭い穴の中を、彼の後についてゆっくりと這うように進む。
恥ずかしく思う私の顔は見えていないはずなのに、レオン様は「照れているオリビアも可愛いな」とからかってきた。
「早く君を俺の妻にしたい。我慢するのは結構大変なんだよ。妄想ばかりが広がって。夢の中ではなく、現実の君の美しい肌に触れて、一晩中、口付けていたい」
艶めいた声で男心を知らされても、私は返事に困るばかりだ。
冷たい漆喰が私の体温を奪い、穴の中は寒いくらい。それでも、恥ずかしさに私の体は熱く火照る一方だった。
愛しい人に女性として求められるのは、嬉しいことではあっても、そんな直接的な言い方をされたら、なんと答えていいのか……。
それに今は、そんな話をしていられる状況でもない。なにが待ち受けているのかわからない、未知の穴を進んでいるのだから。
けれども、彼がしきりに結婚後のことについて話すので、私は照れたり恥ずかしがったりするのに忙しく、緊張や恐怖を感じている暇はなかった。
穴はほぼ直線的に、緩やかな上り傾斜をつけて延びていた。
六百フィートほどで何事もなく終わりを迎え、抜けた先には私たちが並んで立つことのできる空間があり、目の前には白く塗装された居室用のドアがあった。