虹色キャンバス
「ああ。普通科の場合、美術と音楽は選択科目なんだ」


「で、音楽を選択したわけか」


「ああ」


「そうだよね。忙しいもんね。絵なんか描いてる暇ないよね」


「お前たちだって忙しいんじゃないの? 2年になれば課題だって半端じゃないだろ」


「そうなんだよ。山崎のやつ、これでもかっていうくらい課題だしやがってさぁ。毎晩帰るの8時だぜ」


「村上君!」

樋口が村上のことをにらみつけた。

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