悪魔と天使のエクセトラ








わけがわからないまま、放心状態になる。





マルスが唇を離しても、リリアがその状態から覚めることはない。





「好きだよ」





いきなりの王子の告白が、リリアの頭を揺らめく。





やがて、リリアは現状を理解した。





頬に熱を浴びていく。





今にも倒れそうな体を必死に支える。







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