寵愛命令~強引社長はウブな秘書を所望する~
「いえ、そういう意味で言ったわけじゃないので。ただ羨ましいってことを伝えたかっただけなんです。ねー?」
四人が頷き合う。
「でも、女子社員の半分は社長のことを狙っていると思ってくださいね」
「は、はい……」
なんだかすごいことを聞いてしまった。
女子社員の半分といったら……?
この本社にいる社員だけでも百人はゆうに超えるんじゃないのかな。
そんな大勢が風見さんのことをと考えるだけで壮大。
四人組は言いたいことだけを言うと、お弁当を片づけて賑やかな空気と共に去って行った。
「すごいんですね、本当に」
「そうよ。もしも今付き合っている人がいるとしても、社長や琢磨さんに言い寄られたら、彼と別れるって女子ばかりだから」
付き合っている人と別れてまでだなんてすごい。