広がる翼
“そういえば”と、部屋の隅でいじいじぐずぐずしている優輔が切り出し

優輔「これだけのために瞬兄も呼んだのか?もっと大事な話があったんじゃねーの?親父、母さん。」

賢志以外「「「「優輔/優兄が珍しくまともなこと言ってる…」」」」

優輔「なんなの?!俺別にばかとかじゃないからね?!俺が真面目に言うのそんなハモるほど珍しいっ?」

優輔以外「「「「「うん」」」」」

賢志に至っては、何を言っているのかはあまり理解していないが、その場にいた全員が優輔をばかにしている雰囲気を悟って、一緒に頷く。

・・・やはり天才は、幼い時から空気を読むのが上手いようだ…ふむふむ。うちは皆天才だからなぁ…

優輔「なんなんだよもう!」

あ、前言撤回。ここに空気の読めない馬鹿がいたわ。。。

そして、さっきよりもズーンとなった優輔は、倍以上のキノコを生やしていたという。。。

日向『まぁ、さっきの優兄の言うことは一理あるね。まさか僕を学校行かすってお知らせのために瞬兄呼んだわけじゃないでしょう?』

大輝「そこからは、俺が話そう。最近、勢力を上げてきている組がいてな、三人で偵察、可能なら潜入、判断は瞬哉に任せるが、黒か白か確認してきて欲しい。」

瞬哉「黒だったらどうするんだ?いつも通り潰してしまっていいのか?」

大輝「あぁ、構わない。」
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