15歳、今この瞬間を
「どうかした?」

「え…っ」

少し長めのサラサラの髪の毛が風になびくーーー目鼻立ちのはっきりとした整った顔…背も高いし、フツーにモテそうだな、なんてことを思いながら学級委員を見ていたあたし。

返す言葉に困り、下を向いた。

「ごめん、名前言ってなかったね。俺は菊谷"あきら"」


ーーーん?

あれ?

「なんか…2人とも、名前違くない…?」

そう言って2人の顔を見たら、ニヤリと笑っていた。

「オレら同じ名前だから、読み方変えて呼んでんだ。オレは朗って書くから"ロウ"で、リョウは亮って書くから"リョウ"」

「ロウとリョウも紛らわしいけどな(笑)」

「確かに(笑)。たまに聞き間違うよな」

佐久田くんと菊谷くんは、顔を見合わせて笑っていた。

仲、良さそうだな…。

生まれてからずっと地元で暮らしているなら、それも当たり前か。


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