15歳、今この瞬間を
そして翌日ーー朗らかな春の日、あたしは晴れてS高の生徒となった。
明るく晴れ渡る空は、ロウの笑顔を連想させる。
クラスはみんなバラバラだけど、それでも良かった。
今ここにいられることが、嬉しかった。
あとは、入学してから気がついた、恥ずかしい話もあって。
2年生や3年生の先輩たちを見ていると、茶髪にミニスカ姿も珍しくなく、それは、あたしが反発していた時のそれと良く似ていてーーー先輩たち(=女子高生)から見たら、あたしなんてただのイキがっている中学生だったんだ。
あの頃のあたしって、きっとかなりダサかった。
ついでにいうと、心の中も腐ってた。
消し去りたい過去ワーストかもしれない。
「ねえ、井上さんが隣のクラスの菊谷くんと付き合ってるって、本当?」
どこから聞きつけたんだか、クラスの女子からたまにこの手の質問が飛んでくる。
「…まぁ、うん」
「いいな〜!菊谷くんってイケメンで背も高いし、羨ましい〜!」
「あ、ありがと…」
やっぱりリョウくんはS高でも人気で、別れたいと思ってるなんてとても言えなかった。
リョウくんが振られるなんて絵面的にありえないと思っている女子たち全てが、あたしの敵になること必至だから。
明るく晴れ渡る空は、ロウの笑顔を連想させる。
クラスはみんなバラバラだけど、それでも良かった。
今ここにいられることが、嬉しかった。
あとは、入学してから気がついた、恥ずかしい話もあって。
2年生や3年生の先輩たちを見ていると、茶髪にミニスカ姿も珍しくなく、それは、あたしが反発していた時のそれと良く似ていてーーー先輩たち(=女子高生)から見たら、あたしなんてただのイキがっている中学生だったんだ。
あの頃のあたしって、きっとかなりダサかった。
ついでにいうと、心の中も腐ってた。
消し去りたい過去ワーストかもしれない。
「ねえ、井上さんが隣のクラスの菊谷くんと付き合ってるって、本当?」
どこから聞きつけたんだか、クラスの女子からたまにこの手の質問が飛んでくる。
「…まぁ、うん」
「いいな〜!菊谷くんってイケメンで背も高いし、羨ましい〜!」
「あ、ありがと…」
やっぱりリョウくんはS高でも人気で、別れたいと思ってるなんてとても言えなかった。
リョウくんが振られるなんて絵面的にありえないと思っている女子たち全てが、あたしの敵になること必至だから。