15歳、今この瞬間を
「オレはーー」

「待って。まだあたしの話、終わってないから」

あたしは小さく深呼吸をすると、ロウの顔を見た。


「あたしは、ロウのことが好き」

「夢……」

当然のことながら、ロウは驚いていた。

「だからなんだ、俺は前に別れないって言っただろう?」

「リョウ…もういいだろ。ありさのことは、オレたちの問題だ」

「何が"オレたちの問題"だ⁈死なせておいて……よく言えるな!」

リョウくんが荒れ始めて、近くでイルカを見ていた人たちがそそくさと立ち去っていった。

「…償いきれないことをしたのは、よくわかってる」

「じゃあ今すぐおまえが死ねよ…そうしたら許してやるよ」

「リョウくん……!」

リョウくんの暗くて黒い言葉に、あたしは思わず声をあげた。

「だってそうだろう⁈俺の時間は、あの日から動けないでいるんだから!俺の気持ちがありさに届くことも……。それなのにありさも夢希も、なんでロウなんかがいいんだよ⁈」

「違う……!」

「何が違うんだよロウ、言ってみろよ」

結局あたしは、2人を見守ることしかできなかった。


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